物欲フォトグラファー

買っても買っても、新しいカメラが気になってしょうがない 日々の苦悩を綴る、カメラブログです。

【実写画像あり】プロカメラマンがZ7実機を触って感じた魅力と懸念

Nikonからついに発表された、フルサイズミラーレスカメラ「Z7、Z6」。
この記事では人物撮影を行うプロカメラマンがニコンファンミーティング で実際に試し、感じたことなどをまとめています。
前半ではニコンファンミーティングで実機を試したときの様子、
後半では「実戦」で使えるカメラなのか、をファーストインプレッションから考えていきます。

 

 

 

 

 

ニコンファンミーティング2018 に参加!

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ニコンファンミーティング2018に行ってきました。


ニコンファンミーティングとは、
ニコンをご愛好いただいているファンの皆様と交流を深める特別なイベント”で、
去年の2017年はD850を目玉に大盛況だったそうです。
 
そして、今年2018年の目玉は・・・
 
そうです!Nikon Z7とZ6!(展示ケースが汚い・・・)
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Z6と、
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Z7。違いはバッジくらいでしょうか。
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グリップの赤いラインが「ザ・ニコン」って感じですが、
マウント口径のデカさと、ファインダー部の丸みから一見、C社のシネマカメラっぽくも・・・
 
 
 
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同時に発表されたレンズとマウントアダプター。
F値が抑えられたため、コンパクトで上品なスタイルですね。
 
 
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そしてこちらはS-Lineの24-70mm f/2.8、NIKKOR Z 58mm f/0.95、14-30mm f/4。
24-70と58mmにはツァイス Batis 2.8/18のようなディスプレイが確認できます。
ファンクションボタンも含め、今後のトレンドになるのでしょう。
 
14-30mmという焦点距離は使い勝手良さそうです。
今まで巨大でフィルターの付けられない14-24mmしかありませんでしたので。
 
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NIKKOR Z 58mm f/0.95は大きいですが、写真でみるより小さく感じました。
どうやら3桁万円はする模様・・・。
 
 
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こちらはZ7の断面図。
EVFにこんなにガラスが入っていたとは・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 

Nikon Z7をチェック!

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ニコンファンミーティング2018」参加目的である「Z7 & Nikkor撮影体験コーナー」。
実際に触った感想などを書いていきたいと思います。
 
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実際に試せたのはNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sとの組み合わせ。
まず、持った第一印象は「軽い!」
付いているレンズがコンパクトというのもありますが、
Z7をウェブで見て想像していたよりも軽い印象でした。
グリップも正しい形で、2つあるファンクションボタン(レバー)へのアクセスもしやすいです。
 
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背面部です。
メニューボタンや拡大ボタンは右下へ移動したため、
ある程度右手だけで操作できるようになっています。
つまりファインダー覗いたままメニューの設定も可能になりました。
 「iボタン」のカスタムがZシリーズ使いこなしのキモになるでしょう。
 
また、再生ボタンとゴミ箱ボタンは従来の位置にあるので、従来のNikonユーザーは直感的に操作できますね。
 
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上部です。
サブモニターはあったほうがいいです。
液晶保護フイルムをもう一枚貼る手間が増える、くらいでほぼメリットしかありませんw
電源スイッチ兼シャッターボタンは、従来機の形をしていて違和感なく使えます。
 
実際に試している様子を動画に撮ってみました。
ポートレートを想定したモデル撮影ブースです。
 
Z7、キビキビした感じでレスポンスがいいですね。
顔認識もしています。
 
しかしご覧のとおり、オートエリアAF状態で画面をタッチしてしたあとの解除する方法がわからず難儀していますw
あと、このブースの距離だと35mmは・・・短いですねw
 
 
数分で体験は終了。
ここで撮影したデータは持ち帰りOKなのはいいですね。
 
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・マウントアダプターFTZ経由での動作
 
次にZ7と超望遠レンズの組み合わせを試すことができるブースへ。
こちらは時間制限なくじっくり試すことができました。
 
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案内されたのはAF-S 400mm f/2.8付きのZ7の前。
マウントアダプターFTZ経由で装着されています。
アダプターの厚さから、Z7のフランジバックが相当短くなったということがわかりますね。
 
連写を試しました。
高速連続撮影と高速連続撮影(拡張)では画面の挙動が違いますね。
マウントアダプターFTZを介したAF-SレンズのAF速度もまずまずといったところ。
 
 
 
 
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Nikon Z7 実写!

 
 
先ほどのモデル撮影コーナーで持ち帰った実写画像です。
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先ほどのモデル撮影コーナーで持ち帰った実写画像です。
iPhoneで動画を回しながらとった割にはしっかり写っていますねw

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1999x1333ピクセルで切り出した画像はこちらです。
web用サイズにはなりますが、大胆なトリミングも可能のも高画素機の魅力ですね。
それにしてもしっかりと写るレンズですね。
 
今回の撮影に使用したXQDカードとカードリーダーはこちらです。
QDA-SB1
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レキサーのXQDですが、ソニーのリーダーで使用可能です。
ケーブルが付属していますので、端子周りに余裕がない場合も問題なくつかえますね。
 

 

 
 
 

 考察

 

果たしてNikon Z7は「実戦」で使えるカメラなのでしょうか。

主に人物撮影を行うカメラマン目線で考察していきます。

 

【Z7、Z6の評価点】

Nikonのカメラであること

 

ソニーが先陣切ってリリースした、レンズ交換式フルサイズミラーレスカメラ。

キヤノンもリリースが近いと噂されている今(2018年9月上旬現在)、ニコンも出さざるを得ない状況であったと感じます。

 

ミラーレスといえば、ミラーが無い分「小型軽量」というイメージ戦略で売ってきたカメラでした。

お手軽に使えるカメラから「初心者用」のイメージが付きまとい、クライアントの評価も良くなかったと記憶しています。

そんな中リリースされたソニーα7シリーズ、そしてスポーツ撮影も可能な高性能モデルα9のリリースで、ミラーレスでもレフ機と同じようにちゃんと仕事ができる、ということを示したのです。

 

プロフェッショナルの現場で強い支持のあるニコンが、

ソニーによるミラーレスの開拓の土俵で、満を持して登場させたのが今回のZ7、Z6。

ミラーレス機で仕事をしたいカメラマンにとって、現場に持ち込める新しい選択肢が増えたのはいいことです。

 

・レンズラインナップ

 

 前項、「Nikonであること」にも通じる部分ではありますが、

Nikon Z7,Z6はマウントアダプターを使用することで膨大な数のレンズを選択することができます。

残念ながらレンズ内にモーターの無いタイプではAFはできませんが、

ボディ内手ぶれ補正によりVRがないオールドレンズでも手ぶれ補正が効くのはメリットでしょう。

Nikkorレンズは古いレンズでもしっかり映るので、Zレンズと合わせてぜひとも活用していきたいですね。

 

 ・静止画フリッカー低減撮影可能

α9で見送られたフリッカー低減が搭載されています。

先程のレンズラインナップの点など、ソニーαの弱点を補う形で開発された感じがしますね。

 

 

 

 

【Z7、Z6懸念点】

・XQDシングルスロット

ご存知の通り、Z7,Z6はシングルスロットです。

発熱の処理のために仕方なくシングルとのことですが、これはいただけません。

D7000ですらダブルスロットでしたから、せめてXQD+SDカードでもいいのでもう一つ欲しかったですね。

Z9(?)に期待しましょう。

 

 

・動体撮影への懸念

ミラーレス機の課題である、動体撮影。

最近の機種は位相差AFで動体にピントは合うのですが、問題はファインダー(EVF)での見え方。

ソニーα9ではブラックアウトフリーでまるで動画を撮影しているように連射できますが、

Z7で試したところ、従来のミラーレス機のようなカクついた画面に。

更に高速連写が可能なZ6では、どうなっているか気になるところではあります。

ガチガチのスポーツ撮影には一眼レフ機使えばいいですし、実際には問題にはならないのですが。

 

  

 

・あえてZ7を選ぶ理由が弱い

上記で書いているように、フルタイムプロに必須なダブルスロットでないところをみると、

やはり上位機種の存在を感じてしまいますね。

プロが使うカメラではありますが、プロ機ではないカメラです。

所有するにしても、比較的低価格なZ6のほうが現実的な決断でしょう。

高画素機で顔認識AFはソニーα7RIII(瞳AFもいけます)にありますし、

高画素機で動体撮影ならばD850、

動画撮影をメインに考えるならソニーα7SIIなども比較検討対象になるでしょう。 

その中であえてZ7を選ぶ理由はなんでしょうか。

 

 

 

 

 

・結論。Z7は買いか、否か。

Fマウントを長年貫いてきたNikon(Nikon1というものもありましたが・・・)が、

ついに出した新マウントのミラーレス機。

ロードマップも公開され、NIKKOR Z 58mm f/0.95 S NOCTという、

とんでもないスペックのレンズも発表されました。

上記で書いたように魅力的な部分もあれば、まだ懸念する部分もあります。

それを踏まえた上でZ7は買いか、否か。

 

 

当ブログの結論は・・・Z6をいますぐ予約しましょう!

9月末発売のZ7に対して、Z6は11月中発売予定。

この2ヶ月の間にZ7を試し、使い方を覚えて、Z6に備えましょう! 

D850は在庫がない状態がしばらく続きました。

予約注文をおすすめします。

 

 

 

閲覧いただきありがとうございました。