前回のエントリーから2年経ちましたが、
今回も試しています。
使用機材
今回はキヤノン最新のEOS R10を使ってみました。
EOS KissのサイズでEOS R3クラスのAF性能を持っているという、
お手軽スポーツ撮影最適の機種です。
いい時代になりました。
EOS R10過去記事はこちら。
レンズは500mmの単焦点レンズ、
35mm換算800mm相当となります。
1.4倍テレコンも使用すると1140mm相当に。
EFマウントレンズなのでマウントアダプターを使用しています。
早速作例
この日は巨人対広島。
座席は「3塁指定席FC中央」というかなり天空感ある席ですが
打球の行方と守備の動きは見やすいかなと思います。
ピッチャーマウンド(800mm相当)
テレコン使用(1140mm相当)
センター(800mm相当)
バッターボックス
見下ろす感じになってしまいますが、結構撮りやすい場所と言えるでしょう。
使って感じたEOS R10の弱点
この小ささでこの性能、しかも価格も10万前半。
文句はありませんが、あえてあげるとすると…。
サイレントシャッター歪み
以前メインで使っていたソニーα9では気にならなかった
電子シャッター時の動体歪みですが、
EOS R10ではセンサー読み出し速度の問題で歪みがでます。
特にスポーツでは目立ちますね。
ボールの歪み。(剛速球の演出的にはあり?)
バットの歪み。
メカシャッター連写時のガサツな音と意外と撮れてない感
電子シャッターの歪みを防ぐため、
メカシャッターを使うことになるのですが、
ここでも気になるところが。
シャッター音がガサツ、なんです。
ミラーはないんですが、バネが動いて上下しているような音と、
その振動が伝わってくる感じが結構あります。
あとその音的に結構連写したかも、と思い、
画像確認してみるとそうでもない…。
つまりそのくらい騒がしい感じの音なんですね。
ただ、この価格帯でこの性能のカメラ。
あまり文句は言えません。
ボディ内手ブレ補正はほしい、けど
やはりあったほうが良いです。
低速シャッター時の手ブレ補正なしレンズ時に特に。
…ただボディ内手ブレ補正欲しい人はR7を買えばいい話なので。
それにしても「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は手ブレ補正が良すぎますね。
高感度性能はそれなり
東京ドームは結構暗いです。
正確には動きモノを撮るには、結構暗いです。
今回の作例の設定は、
F4.5 SS 1/1250 ISO 8000
でほぼ撮ってました。
フルサイズ機なら余裕ですが、APS-Cだと結構キツイかなといった印象です。
フルサイズ感覚でISO25600とか気軽に使えません。
なるべくISOは下げたいです。
となると、使うレンズは
比較的明るい単焦点レンズと自然になってきますね。
これらRFマウントの優秀な軽量超望遠レンズは屋外用として割り切ります。
フルサイズ+テレコン or APS-C
テレコンは1.4xまでは特に画質に影響ないかなと思いますが、
暗くなる分、ISOは上げないとならないので、その分画質は落ちます。
個人的には超望遠の場合はシンプルにAPS-Cを使うのはおおいにアリです。
テレコンを使わずに。
今回は以上です。
実際仕事撮影で問題なく使えました。
R10、本当におすすめです。
EF-MレンズのRF-S化を期待です。
使用したレンズ。SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG HSM