4月です。
程よく乾燥している上、黄砂や花粉にあわせて“春の嵐”、“メイストーム”と呼ばれる強風に突然のにわか雨によって車の汚れが気になる季節になりました。
この時期の花粉は汚れがつくと落ちにくく、コーティング施工車でも 濃色車で1、2週間洗車しないとこの有様…。
自宅で洗車できる方限定になりますが、花粉などしつこい汚れをお湯で洗車してみた感想と機材、メリット、デメリットについての記事です。なお、自宅で洗車できる方向けの記事となります。
使用機材
お湯で洗車するのにおすすめの機材は、
タカギのホースリールRM1215BR
コンパクトで保管時の場所を取らない、シャワー、ジェット、ストップ機構がついた切り替えヘッド、など便利でした。
(ヘッドの切り替え機構が緩く、すぐシャワーの種類変わってしまうのが難点?)
シャワーホースも口径が小さいので取り回しがよく、重量も軽いです。
ホース長さは15m。
自宅では結果ギリギリでしたので、ガレージの場所とお風呂場の位置にもよりますが、無難な20mモデルの方も検討した方が良さそうです。
耐熱温度:60度。
お湯をとる場所について
現実的にはお風呂場の蛇口。
タカギ(takagi) 泡沫蛇口用ニップル 泡沫蛇口にホースをつなぐ G063
化粧リングを外し、こちらの製品に取り替えるだけで装着可能でした。
先ほどのタカギのホースと互換です。
お湯で洗車するメリット
汚れ落ちが良くなる:
お湯は水よりも汚れを溶解しやすい性質を持っています。そのため、油汚れや花粉、鳥の糞などの頑固な汚れも落ちやすく、洗車効果がアップします。
拭き取りが楽になる:
お湯で洗うことで、洗剤やシャンプーが泡立ちやすくなり、車体に密着しやすくなります。その結果、拭き取りが楽になり、水ジミが残りにくくなります。
外気温が低い日も洗車できる:
冬場は水温が低くなり、洗車自体が難しくなります。しかし、お湯を使うことで水温を上げることができ、冬場でも快適に洗車することができます。
花粉や鳥のフンなど、水で落ちにくい汚れを除去しやすい:
花粉や鳥のフンは、水で濡らすと固まってしまい、落としにくくなります。お湯を使うことで、これらの汚れを柔らかくし、簡単に除去することができます。
お湯で洗車するデメリット
高温のお湯を使うと車体や部品を傷める可能性がある:
50℃を超える高温のお湯を使うと、車体の塗装やプラスチック部品、ゴム部品などを傷めてしまう可能性があります。洗車には、40℃以下のお湯を使用するようにしましょう。基本的にはお風呂で浴びているシャワーくらいの湯温であれば問題ないでしょう。
水道代に加えてガス代がかかる:
お湯を使う量が多くなると、水道代だけではなくガス代も高くなります。先述のホースを使えば使う時だけお湯を出せるので、一回のお風呂程度の水道とガスの使用量で抑えられるのではと思います。
シンプルに準備と後片付けが面倒
お風呂場からホースを伸ばして、窓・ドアから出し、ガレージまで持っていく、その後片付けるという行程は面倒に感じます。ただ先述のホースの取り回しが良いのと軽いので、キャニスター掃除機で掃除するくらいの面倒さ程度なので続けられそうです(?)
まとめ
お湯で洗車には、汚れ落ちが良くなる、拭き取りが楽になるなどのメリットがありますが、高温のお湯を使うと車体を傷めてしまうなどのデメリットもあります。お湯で洗車する場合は、適切な温度のお湯を使用し、車体や部品を傷つけないように注意しましょう。
冬場や、頑固な汚れを落としたい場合は、お湯洗車を取り入れてみるのも良いでしょう。ただし、デメリットも理解した上で、安全に洗車を行うようにしてください。