お疲れ様です。
あんず(@anzuc)です。
(iPhone Xで撮影)
- ■初代α7sは中古でもまだまだ高い
- ■α7sIIと比較すると軽くて小さい
- ■AFは初期ミラーレスっぽい挙動で遅い
- ■マウントアダプターを使うともっと遅いAF
- ■サイレント撮影(サイレントシャッター)はフリッカーに注意
- ■1200万画素でも問題ない ですが、、
- ■動画機としても2020年ではイマイチかも
- ◼️作例 α7s
- ■まとめ
先日、噂通りのソニー「α7S III」の発売が決まりました。
https://www.youtube.com/watch?v=a8FOWcrzaFs
業務用クラスの性能で、40万9000円前後での価格は安くみえますね(?)
ちなみに静止画の拡張ISO感度はでISO40 - 409600で本体価格に近いです(?)
詳細スペックに関しては公式サイトなど確認いただくとして、
このブログでは、じゃあ今初代α7sってどうなのか、について書きたいと思います。
■初代α7sは中古でもまだまだ高い
初代α7sは2014年の発売から6年ほどが経ちましたが、
未だに中古価格は安定していて「程度並」で10〜11万円台です。
(新品ソニーストア価格で209880円+税)
他の中古相場は、無印α7は5万円台でしたがまた値上がりして6万円中盤、
α7Rも同じくらいから7万円中盤台になってます。
というのも、ソニーの一眼カメラは
後継というよりは併発されているので
現役で十分に使えるカメラとして需要が安定しているからことの
中古相場なのかなと感じました。
■α7sIIと比較すると軽くて小さい
ボディ内手ブレ補正やボディ内4K記録ができるα7sIIと比較して
軽くてコンパクトです。
その分グリップも小さいので大型レンズをつけた場合には
α7sIIのほうがバランスもよく使いやすいですね。
■AFは初期ミラーレスっぽい挙動で遅い
いわゆる初期、出始めのミラーレスにありがちな、
ピントが前後して合焦する感じで最近のソニーのミラーレスに比べると
かなり遅いです。
高感度が得意なカメラですが、暗いところや動きモノには向かないので、
ライブ撮影は厳しいです。
■マウントアダプターを使うともっと遅いAF
シグマのマウントアダプター、MC-11や中華アダプターを使用して
キヤノンのレンズ資産を使おう、と思う方もいるでしょうが
これに関しては最高にAFが遅いです。
例えるなら、ライブビューが搭載されたときの
デジタル一眼レフカメラのコントラストAFくらいの遅さ。
実用的ではないので、MFかソニーの純正レンズ、
またはキヤノンユーザーなら80D、90Dを買ってください。
■サイレント撮影(サイレントシャッター)はフリッカーに注意
これはα7sに限らずですが、
ライブハウス撮影など色々な光源がある現場で
サイレント撮影モードで撮ると
画面全体に横縞が現れ、使えない写真になります。
これはα7RIIでも同様で、
電子シャッターの書き出し速度の速いα9クラスを使わないとだめでした。
ホールでのライブ撮影や、
ライブハウスでのロックバンドの撮影ならシャッター音ならしても問題ないですが、
小さいところやアコースティックなライブ撮影では結局使えないので
注意してください。
■1200万画素でも問題ない ですが、、
画素を落としてその分センサーの光の取り込み量を大きくして云々…ということで
1200万画素ですが、
ムービー機だけではなく、もちろん写真機としても特に問題なく感じます。
かつてはEOS 5D、Nikon D700、D3などもこのあたりの画素数で、
問題なく業務で使用されていましたので。
ただ一点。
APS-Cモードでは510万画素(2768 × 1848)になってしまい、
画質の劣化をかなり感じます。(静止画、動画同様)
APS-Cモードなんて使うことある?なんて思うかもしれませんが、
標準レンズを一本だけでも1.5倍焦点距離伸ばす感覚でいけるのは便利です。
■動画機としても2020年ではイマイチかも
動画専用機として考えてる方もいると思いますが、
個人的には業務用で使用するにはsII以降か、7IIIとかがいいと感じました。
マニュアルフォーカスで、しかも三脚固定とかならいいですが、
内部収録4Kなし、ボディ内手ブレ補正なし、
色々と捗る、スロー120FPSは720pまでです。
◼️作例 α7s
↑七工匠 7artisans 35mm f2 (ライカM mount)の組み合わせ。
オールドレンズのリファレンスなので左下に「光の輪」が。
↑風景でも全く問題ないと思います。
↑この3枚がAPS-Cモードです。
基本的にはこの記事のすべての画像がJpg撮って出しですが、
彩度が下がっており、階調もイマイチです。
F2 1/400 ISO64000!(6400ではないです)
F2 1/640 ISO 65535(?)ローリングシャッター歪みが見られます
1/640 ISO 16000 夜間で走行する車が止まってるように撮れます
今のカメラでもこのくらいの感度が実用になるものはまあありますが、
この小さいカメラα7sで撮れる、というのがメリットになると思います。
ISO 6400
■まとめ
α7s、高感度特化モデルとはいえ
センサー性能、画像処理エンジン、AF性能、ソフトウェアがどんどん進化しているので
もし静止画動画の仕事用として使うなら、正直α7IIIのほうが良いです。
Nikon D3とかで1200万画素を使ったことがある方はわかると思いますが、
ザラっとしたノイズ感で、現代のノイズリダクションで塗り絵感とはまた違う感じです。
大げさにいうとドット絵と油絵の違い的な(?)
書き出したとき、塗り絵っぽいほうが今どきは自然に見えるかもしれません。
あとはISO 409600も撮れるってだけで暗視カメラとして使う以外、
そんなにいらなかった。
価格的に厳しいのであれば、中古価格もそれほど変わらないα7RIIがかなりおすすめですね。
1200万画素はそのまま印刷するぶんには十分いけますが、
ゆがみツール系のレタッチ耐性があまりないので、
4200万画素で大きく撮ってトリミングしても2000万画素近くあって
レタッチ耐性もある、というのはかなり便利です。
RIII、RIVと出ていますが、高画素モデルでもノイズ面はかなり改善されていますし、
画像処理が進化しているので今後は、
広く撮影してトリミングして画角を決めるという
方向性になっていくでしょう。
α7sの良いところは、
・レンズ交換フルサイズカメラで本当にコンパクト
・レンズ交換フルサイズでカメラで本当に軽量(ここまでα7とα7Rが
残る)
・ なのにISOオートで夜間でもそれなりに動く被写体が止まって撮れること
・なのに室内で自然光のみで動画がわりとちゃんと撮れること
だと感じています。
レンズを付けるとでかくなるので、
個人的には35mmの小さいのか、28-70が好きです。
以上です。
読んていただきありがとうございました。
以下、雑感レビュー
↑今回の記事の主役
↑いまコスパ最高の仕事カメラ(シングルスロットですが)
AFがしっかり合うし、AF-Cも緑のピロピロがちゃんと出ます
APS-Cモードもガンガン使えます
ただカメラの性能的にRIII、RIVと使っちゃうと戻れないかもです
使ってましたが、AFがいまいちでピントがゆるーい高画素の写真が撮れます
使ってましたが、ダイヤルとマウントが弱い気がします
フルサイズで1080の60p撮れる一番安いカメラ?
中古ボディのみ49800円で店頭に並んでいたのに2年位で値段かなり上がりましたね
ライカ用レンズをマウントアダプターでコンパクトに使えるのはいいですね。
α7II以降ならちゃんと動く気がしました
EFマウントでもSTMじゃないと動画ではいまいちです(EF40mmはピーピー音が出ます)